一夫一婦制への道程

このような対偶婚から、モルガンによると、一夫一婦制があらわれたのであった。
だから、人類の結婚の歴史から象ると、一夫一婦制は最後の段階に位置づけられたわけだ
すなわち、「乱交」にはじまり、異なった世代との結婚の禁止によって「血縁家族」があらわ
れ、さらに兄弟姉妹婚の禁止によって「。フナルア家族」へとすすみ、そして集団婚が解体して一
人の男と一人の女との結合がでてくることによって「対偶婚家族」ができあがり、そして最後に
「一夫一婦制家族」が登場したのである。モルガンはこのような幾段階にわたる人類の結婚の
発展史を考えだしたのであった。
相性が合う結婚相手を でみつければ、夫婦間に問題が生じて
解決するためにここに書いたような大変なことをしないで済むかもしれません。

だが、ここでみのがしてならないことは、どこでもつねに、これら一連の発展段階がたどられ
たとは、モルガンも考えなかったということである。彼は、いくつかの部族が、自分たちよりも
進歩した他の部族に先だって、より進化した家族の形態にたどりついていたということを、認め
ているのである。たとえば、「イロクォイ族は未開時代の下層状態にある間に対偶婚家族を有し
ていたのに、すでにその中層状態にすすんでいたブリトン人は、まだプナルア家族を有していた
のだ」と。

それゆえ、エンゲルスは右の木のなかでも、乱交を説明してこういうのだ。.部族の内部での無制限な性交がくりひろげられた結果、
すべての婦人はすべての男子に、すべての男子はすべての婦人に、平等なかたちで属していたのだ」-と。

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